主な仕事は、材料である鋼材の保管や切断、加熱、型打ち、バリ抜きです。未経験からのスタートでしたが、先輩たちが基本から丁寧にわかるまで指導してくれました。最初は、製品の余分な部分を取り除くバリ抜きなど比較的シンプルな作業からスタートして、少しずつ難しい作業を任せてもらえるようになりました。

今では、製造工程の中でも特に重要な型打ちにも携わっています。型打ちは、加熱された材料をハンマーで打ち、製品の形をつくる作業です。品質を大きく左右するため、高い技術が求められます。

この仕事の面白さは、技術の奥深さです。入社2年目になりますが、日々できることが着実に増えていく手ごたえを感じています。これから新しい知識・技術を身につければ、さらにものづくりが面白くなると考えています。 仕事をする上で特に心がけているのは、毎日目標を立てて仕事をすることです。入社してしばらくは目の前の作業をこなすことで精一杯でしたが、目標を立てることで「次は何をすべきか」「どうすれば目標を達成できるか」を考えながら仕事ができるようになりました。

入社前と比べて一番成長した点は、こういった仕事に対する姿勢です。ものづくりは努力した分、形になる仕事です。時には壁にぶつかりますが、目的意識を持って努力することで成長を実感できるようになり、すごく仕事が楽しいですね。

今の目標は、検品の精度を高めることです。特に製品のわずかなズレを見分ける目を養うのは難しく、厳しくチェックしていても、選別作業後に上司から指摘を受けることも少なくありません。お客様に高品質な製品をお届けできるよう、毎日努力を積み重ね、どんな小さなズレも見逃さないスキルを身につけたいです。

また、私の上司は入社５年目で工場のリーダーを務めているので、私も5年後に同じように活躍できる人材になりたいと考えています。

多くの方にとって鍛造は未知の世界かもしれませんが、当社は丁寧に指導を受けられる体制が整っているので、心配はいりません。私自身、全くの未経験でしたが、先輩方にイチから教えていただき、着実にスキルアップできています。製造の知識・技術はもちろん、社会人としてのマナーなど本当にたくさんのことを身につけられました。

少しでも興味をお持ちの方は、ぜひ一度工場見学にいらしてください。熱い鋼材をハンマーで叩いて加工する様子は、ダイナミックですごく面白いです。ものづくりに興味がある方なら、きっと魅力を感じていただけると思います。